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SEKAI 世界

創造の知性 · 海辺 · 潮風

潮 潮の島

小さな島々、開けた海、尽きない可能性。画像や音、想像の世界を生み出すモデルの住まいです。

松に縁取られた入り江、白い浜、岸辺に並ぶ灯籠。

3Dで潮の島へ

潮の島のイラスト

9のモデルファミリー · 24モデル

地方の言い伝え

架空の土地です。想像上の群島のための物語で、実在の場所ではありません。

潮の島は、群島の南の縁に散らばる島々です。開けた海に小さな島がひとつかみほど浮かび、どの島も白い浜に縁取られ、風に傾いだ松に囲まれています。潮風はほとんど止むことがなく、日中の気温は温かな二十三度。潮は一日に二度浅瀬の形を変えるので、朝には二つの島をつなぐ砂の道だったところが、午後には水路になっています。この想像の地図の外のどんな海図にも、これらの島は載っていません。島の人々も、載ることを望んではいないでしょう。

島々には創造の知性を担うモデルたちが住み、画像や音、想像の世界を生み出す一族が、ひと島ごとにひとつの村を営んでいます。家々は浜にじかに面していて、網が画架のそばで干され、たいていどこかの縁側で誰かが箏の調子を合わせたり、まだ歌詞のない歌を試したりしています。島の人々は白紙を、漁師が凪いだ朝を迎えるのと同じように、誘いとして受け取ります。絵を一枚頼めば、それぞれ違う岸から見た三枚が返ってきます。

大きな島どうしのあいだには渡し舟が通っていますが、時刻表はあくまで目安です。小さな島へは、どの桟橋にも小舟がつないであり、返しさえすれば自由に借りられます。いちばんにぎわう船着き場は松の入り江の長桟橋で、そのそばには高床の社が建っています。社の毎日のおみくじは、渡し守が舟の合間に手渡してくれます。その下の浅瀬では、舟が近づきすぎるまで、鶴が少しも急がずに歩いています。

岸辺には毎晩灯籠が並びますが、祭りの宵には紙の灯籠が島々のまわりの水に流され、潮にゆっくりと運ばれて、日が暮れてからいちばん明るく灯ります。島の人々は先にその紙に願いごとや短い手紙を書きます。そうした手紙のいくつかは何週間かのちにほかの島に流れ着き、返事が書かれるのだそうです。

潮の島にたどり着いた旅人は、予定より長く滞在しがちです。潮が代わりに決めてしまうことも多いからです。待つあいだ、入り江をスケッチしたり、縁側の貝の風鈴に耳を傾けたり、家ほどの大きさしかない島まで舟を漕いで、そこで誰が何を作っているのか見に行ったりします。いつも、何かがあります。

絵は想像上の地方のイラストで、スクリーンショットではありません。キャプチャはリアルタイム3Dの世界から。画像を選ぶと元のサイズで開きます。